Q.何となくネットバンクに不安を感じるのですが大丈夫なのでしょうか・・・

A昔は無かったシステムだけに不安に思われる気持ちは良く分かります。

ネットバンクには通常の都市銀行や地方銀行のような窓口がありません。

ただ、少し考えてみてください。

今ネットバンクをしていなくてもATMを利用したことはありませんか。

ATMに銀行特別の機械のようなイメージを持たれている方もいるかも知れませんが、その実態は今や一家に一台と言われるパソコンに入っているWiondowsを搭載したお金の入ったパソコンの様なものなのです。

かなりしっかりメンテナンスされているので余りお目にかかれませんが、ATM利用中に不具合が起こって勝手に再起動など起こすと、いつもの画面では無くWiondowsの画面が出てきます。

銀行ではこのATMをお馴染みの画面が出るよう調整し、銀行とインターネットを介してデータのやり取りをしているのです。

そう言う意味では、もしあなたがATMを一度でも利用したことがあるとすれば、既にインターネットを使ったお金のやり取りを銀行としていると言えるのです。

銀行指定でなくとも多くのコンビニ等でATMを使ってお金のやり取りの出来る時代です。
場合によっては特別なケースでない限りATMしか利用していないと言う方も中にいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方はもう既にネットバンキングに両足殆ど突っ込んでいると言っても過言ではありません。

後はネットバンクと言う銀行自体への不安が残る所となるでしょうが、見て頂きたいのはネットバンクの経営元です。

その経営元である企業の多くが聞いた事もない胡散臭い企業では無く、寧ろ一度は聞いた事のある大手起業である事がそれぞれのネットバンクを調べると分かるはずです。

ネットバンクでは窓口がない代わりにインターネット上で口座開設手続きをし、入出金を提携コンビニなどのATMで行うのが普通です。

インターネットを介したATMとのシステム連携にはネットバンクばかりでなく大手の都市銀行も相当力を入れており、東北での大震災の日、某大手都市銀行の情報システムを管理する部門で一番先に出た指示は被災地にある支店とのシステム連携状況の確認では無く、ATM稼働状況の確認でした。

都市銀行でさえも大事の時には無人のインターネットバンキングに頼ったとも取る事が出来ます。

しかし、そもそも機械だけでは信用出来ないと言う方もいるかと思います。
そんな方には逆に質問です。

『あなたは電卓の計算機能を信用出来ますか』

コンピューターはそもそも電卓からスタートしています。
1+1と入力して3などと言う答えを出す電卓は敢えて作り出さない限りこの世に存在しません。

1+1は2が正解だと言うような基本的なロジックを元に電卓が出来て、昨今使用されているコンピューターシステムも同じように一定のロジックに沿って構築されています。

ですので電卓と同じように、10万円の預金から1万円引き出して残高8万円等と計算するATMなど存在しないのです。

どれだけコンピューターが数字計算向きなのかはご自宅のパソコンの電源ボタンを見て頂ければ一目でわかります。

中途半端な温泉マークの様なあの印、実は数字の「1」と「0」がモチーフ、そもそもコンピューターの言葉は数字なのです。

それくらいコンピューターシステムと数字とのお付き合いは長く信頼出来ますし、インターネットも携帯やスマートフォンからも簡単に出来る時代です。

ネットバンクの使用自体は安心して行って頂けるはずです。

ただ、ネットバンクの高金利を不安に思われている方はある側面ではその不安は正解でもあります。

定期預金を考えて利率を見るとネットバンクはダントツで高い金利を誇っています。

どう言った側面でその不安が正解なのかと言うと、取り扱う商品の多くが変動利率である点です。

経営状況により、固定利率の商品を扱う普通の銀行に逆転される可能性は低いとは言え全く無いとは言い切れません。

それでも、別にマイナスになる訳では無いですよね。
どうでしょう、少し不安は解けましたでしょうか。